URBROSは、なぜ生まれましたか?
SNSに時間を使いすぎて自信を失った、私自身の経験から生まれました。他人と比べて消耗する仕組みを、自分の成長に目を向けて高め合う仕組みに変えたいと考えています。
高校生の頃の私は、SNSを1日5時間以上見ていました。誰かの投稿に気を取られたまま、夏休みが終わりました。他人の充実した投稿と自分を比べ続けるうちに、自分への自信をどんどん失っていきました。
変わるきっかけは、友人に誘われて何となく始めたジムでした。最初は面倒に感じることも多かったのですが、扱える重量や体つきが数字として伸びていくのを見るうちに、SNSを見ているときとは全く違う種類の高揚感を覚えました。
「他人の投稿」ではなく「自分の成長」が快感になった瞬間でした。
なぜ筋トレなのですか?
筋トレは「自分との闘い」の代表例で、成長が数字になって見えるからです。
筋トレ初心者がつまずくのは、「続かない」「成果が見えない」「一人だと甘える」の3つだと考えています。URBROSは、記録の可視化と、仲間との共有で、この3つに取り組みます。
SNSの「引きつける仕組み」を、どう使っていますか?
仕組み自体は悪ではなく、向ける対象が違うだけだと考えています。向ける先を「他人の投稿」から「自分の記録」に変えました。
SNSが人を引きつける「即時の反応」「他人との比較」「終わらないスクロール」という構造を、筋トレの記録と仲間との共有に転用すれば、人は他人を妬む代わりに、自分を成長させ続けられるはずだ。これがURBROSの設計の出発点です。
なぜ、仲間内だけのクローズド型なのですか?
仲間がいれば、人は続くからです。URBROSでは、お互いに承認した「Gym Bro」同士だけが、つながります。
URBROSは、当初、誰でも記録を見られる公開型のSNSでした。しかし、週間アクティブユーザーの推移をデータで確認すると、続かない原因は意志の弱さではなく、「つながる相手の不在」にあると分かりました。そこで、かつて通ったテコンドー道場の仲間のように、相互に承認した相手だけがつながるクローズド型へ転換しました。
投稿に「撮影したばかりの1枚」を必須にしているのも、加工された自慢の1枚ではなく、頑張っている今この瞬間を、そのまま見せ合うためです。
開発者自身は、どう続いていますか?
友人と大学の授業終わりにジムへ通うようになってから、初めて3ヶ月以上続き、2026年10月時点で7ヶ月目に入りました。
開発者本人1人(n=1)の記録で、効果を一般化するものではありません。2026年10月時点。
「続かない」原因が、意志の弱さではなく、仲間の不在にあることを、私は身をもって知りました。一人でジムに入り、何をすればいいか分からず、誰にも見られずにやめていく初心者の気持ちも、仲間に記録を見られる緊張感や、自己ベストを祝われたときの嬉しさも、すべて自分が経験したことです。
URBROSのミッションは?
他人と比較して消耗する時間を、自分の成長に使う時間へ、置き換えること。
まずは筋トレから始めます。将来的には、筋トレに限らず、あらゆる「自分との闘い」に挑む人が、妬みではなく、健全な熱中で満たされる社会をつくりたいと考えています。
誰がつくっていますか?
早稲田大学の学生が、企画・開発・デザイン・マーケティングまでを一人で担っています(大学の公式な活動ではありません)。
5歳から続けているテコンドーでは、全日本選手権「型」の部で優勝しました。「昨日の自分に勝つ」ことが、私の生きがいです。利用者の声は、毎日拾って、アップデートに反映しています。